この絵はスケッチです。枯れた木の幹に小さな虫が2匹いて、1匹は「蝉」、もう1匹は「天牛」と呼ばれています。小さな虫の名前は、すべて私の故郷で呼ばれています。 この絵のタイトルは「夏の虫」です。昔、「夏の虫は氷を語れず」という言葉がありましたが、これは、夏の虫は命が短く、秋になると消えてしまっているので、氷が何であるかを伝えることができないという意味です。 その延長線上には、ある物事が自分の経験を超えていて、それを説明することができないという意味があります。 では、なぜ絵の真ん中に「蝉」だけを描くのか?他の昆虫ではなく?それがこの絵の表現したいことです。